肥満の食事療法と針治療

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★耳針は…

 耳のツボ、あるいは必要に応じて下腹部などのツボに電気針を行います。
 耳には、全身をつかさどるツボがあり、胃なら胃、心臓なら心臓にあたるツボを刺激することにより、其の部分の病気を改善できるという考え方があります。例えば、食欲を抑えダイエットに有効とされるツボは、胃点と飢点の2つとされています。
 胃点は、耳輪脚(じりんきゃく、注1)を下にたどっていき、隆起がなくなりかかっているところにあります。飢点は、耳珠(じじゅ、注2)の前下方にあるツボです。
 電気針は、患者さんが痛いと感じる一歩前くらいの強さで行いますので、刺すときにチクリと感じる程度で、ほとんど痛みはありません。これを約15分行います。回数は、原則週1回で、患者さんによっては、週2回行います。

(注1)耳輪脚
耳輪(耳たぶの上から耳の周囲をぐるりと囲っている部分)を耳たぶの方から先にたどっていくと、耳の穴の近くで耳輪が深く入り込み、横向きの突起した部分にぶつかるところ
(注2)耳珠
耳の穴の上にある軟骨の出っ張り

胃点や飢点を刺激するとなぜダイエットできるの?
食欲や満腹感をコントロールしている脳の食欲中枢が刺激されることにより、本当は満腹でなくても、満腹感を覚えるため、食べる量が少なくてすむからです。つまり、本人は満腹感を覚えるまで食べているつもりなのに、本当は、体は満腹になっていないので、カロリーの過剰摂取をすることがないのです。



★漢方療法は…

 肥満の漢方療法は、
  1.ツムラ防風通聖散 あるいは
  2.ツムラ防巳黄耆湯 を中心として、それに
  3.ツムラ桃核承気湯 や
  4.ツムラ加味逍遙散 を加えています。

市販のダイエット食のように危険な物は配合されておりません。
極端な人で最初から15kgやせる人がいますが、1〜2か月で1〜2kg減少していきます。


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