コラム

 

質問

75歳の女性です。以前から右肩の痛みがあり、腕が上がらず、両手で作業ができません。病院でMRI検査を受けたところ、腱板(けんばん)断裂」と診断されました。高齢ですが元気なので、全身麻酔での手術を勧められました。手術を受けても大丈夫でしょうか。

回答

腱板とは、肩関節を維持する4つの筋肉の総称で、肩甲下(けんこうか)筋、棘上(きょくじょう)筋、棘下(きょくか)筋、小円(しょうえん)筋で構成されています。これらの筋がすり切れて、痛みが出る状態を腱板断裂といいます。
 
老化や日常生活の動作によって、自然に腱板が切れることが多く、1度切れると自然修復はありません。また、60代以上に多く発症し、就寝時に肩が痛くて眠れない、肩を上げるときにゴリゴリ音が出る、長期間、肩が上がらない、服の着脱が難しいという症状が表れます。
 
歩行できる状態であれば、心肺機能が丈夫だと思われますので、全身麻酔での手術は可能でしょう。内視鏡手術であれば術後、比較的早めにリハビリを受けることができます。腕を上げられるようになるには、約3週間のリハビリが必要です。
 
五十肩の場合は、安静時や夜間、常に痛みを伴います。スポーツなどで肩が痛いときは、「五十肩だから」と自己判断をせず、病院で診断を受けましょう。
詳しくは、整形外科の専門医に相談を。

*心肺機能が丈夫なら、手術は可能。約3週間のリハビリが必要です。

「リビングくらしき(2016.9.24)」より